予定していた道東の取材を変更して大雪山の高原沼に入った。
この地域での撮影は私の秋の恒例行事である。
ただ今年はあまり時間が取れず、一日だけの取材となった。
その日は朝から曇りで紅葉撮影には向いているとはいえなかったが、
私は「どんな状況でも必ず美しさはある」と信じている方なので
勇んで沼巡りコースに入山した。
大学沼までの往復(ヒグマ出没のため規制されている・・・)は
慣れた道とはいいながら、毎回感動的な自然の色がちりばめられていて全然退屈しない、希有なルートである。
光が鈍い分、画面構成と対象の絞り込みに頭を使うので、
これはこれで結構面白い撮影ができたと思っている。
途中の沼でのんびり撮影しながら大学沼に着くと
大勢の人々が昼食を摂っている。
私も皆にならって今朝車の中で作ったおにぎりを頬張る。
「人間は米さえ食っておけば死にはせん」
いつか伯父が言ったことは私を支えている真実である。
帰りに林道沿いの渓流で釣りをした。
いかにも釣れそうな渓相なのだが、どのポイントを攻めても
不思議に全く当たりがない。
「まだ水温も高いのに、オショロコマ一匹かからないとは???」
昨日の雨でやや増水気味とはいえ、この程度なら問題なさそうだが。
もしや凄腕の釣り師が先に全部釣ってしまったのか?
それともエサが悪かったのか?(私はブドウムシを使っていますが)
高価なイクラでないと食べないのかな?
どなたか、9月のヤンベタップ川でオショロコマを釣るコツを
ご教授下さいませ。去年も全く駄目だったので悔しい・・・
旅絵師さん、お久しぶりですね、お元気そうで嬉しいです。コメントありがとうございます。
大雪の紅葉はやはり一味違いますよね。エゾマツの緑とのコントラストが何とも素晴らしい。
緑岳東面のガレ場から眺める高原沼や高根ガ原、トムラウシの雄大な景色、私も大好きですよ。
今月、私も久々に知床へ行こうかと思います。
寒さ対策お互い万全にして・・・
(09/10/8)
ますますのご活躍、嬉しく思います。
今秋の大雪の紅葉は、彩り鮮やかだったようですね。
私は、例年より早かった初雪の頃、高原沼へ赴きましたが、今回は沼巡りはせず、沼の原や緑岳へ登り、憧れのトムラウシを眺めて、喜んでおりました。
今月は道東・知床への旅、いささか天候が怪しいですが、確かに「どんな状況でも必ず美しさはある」ですよね!
(09/10/6 23:34)