冬タイヤ交換、冷や汗のおまけ

091025-D-282

もうすぐに雪がやってくる。
先月、知床の撮影に出る前に家の駐車場でタイヤ交換をした。
物置から引っ張り出した4本の冬タイヤは、冬眠ならぬ夏眠を
終えて出てきた熊のよう。GW以来お久しぶりの対面である。

ジャッキで車を持ち上げて十字レンチでボルトを外し、夏タイヤを
外す。(ご苦労さん、また来年頼むよ)

冬タイヤを付ける。回転の向きが決まっているから装着時に確認。
ボルトを締めて、ホイールキャップを付けて・・

4本すべてを換え終わると、寒空にも関わらず汗びっしょりだ。
何だかとてもうきうきした気分になる。
早く雪がふらないかなあ、などとこの時ばかりは心待ちだ。

さて勇んで知床に撮影に出たのだが、1時間ほど走った岩見沢で
右後ろのタイヤ付近から妙な音が聞こえてきた。

「シュッ、シュッ、シュッ」まるで蒸気機関車のようだ。

スピードに合わせて音が速くなったり遅くなったり。
音が大きいので不安になり三笠のスタンドで診てもらったが、
「ブレーキシューが減っていて引きずっているのかも」
と言われた。分解点検できないからよくわからないとのこと。

その後小康状態だったので、札幌に戻らずに先へ走った。
富良野での撮影を終え、今度は上川から丸瀬布へ。

そのままオホーツク海側へ出て、一路知床へ向かうつもり。
片道400kmを超える長旅である。

ところが、網走まで来たときにまた例の音が始まった。
しかも今度はシュッ シュッどころではなく、
「ぎちっ ギュチギュチッ」という何かをにじるような音。

こりゃまずい・・さすがにこんな音が出るなんてオカシイ。
網走の国道沿いにあるディーラーショップに行く。
メカニックに数分乗り回してチェックしてもらうと・・
「タイヤのボルトが緩んでました。」
唖然としてしまった。

タイヤが走行中左右にぶれながら出していた音が、
一連の異音の正体だったのだ。
「あのまま知床まで走ったら、タイヤが外れていたかも」
と言われ、危機一髪だったことに冷や汗が出た。

これからはタイヤ交換時のボルト締めはきっちりしよう。
今まであまり意識していなかったけれど・・

冬タイヤ交換、冷や汗のおまけ」への2件のフィードバック

  1. やっさん 投稿作成者

    旅絵師さんの「知床旅情」はどんな色彩でしょうか。
    そびえる冠雪の羅臼岳、朝霧に煙る海に浮かぶ国後の影、鳴き飛び交うウミネコたち・・
    どの季節も旅情たっぷりの場所ですよね。
    お互い車の事故は本当に気をつけましょう。特に悪天候時には待機が原則ですね・・
    (09/12/5 )

    返信
  2. 旅絵師

    ご無事で何よりです。
    毎度の事でしょうが(苦笑)、おそらくトータルで1000km前後の走行、愛車の調子は重要ですよね。

    私は、昨秋の知床行きで、夏タイヤのまま日勝峠で積雪に遇い、なきを見たので、今年は旅程を1週間早めましたが、本州で猛威振るった大型台風の影響で、石北峠でまさかの積雪。
    幸い、路面の雪は溶けていて、救われましたが・・
    お互いミラーバーンやブリザードに気を付けて、今冬も「白」の世界満喫しましょうね。

    時に悪天候に遇い、孤独にみまわれる知床路。
    そんな折、心の励みによく口ずさませてもらっている「知床旅情」。
    森繁さんの訃報に、ご冥福を祈るばかりです。
    (2009/11/10)

    返信

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