月別アーカイブ: 2015年2月

「海洋立国・日本」を守れ 〜 建国記念の日に

■「建国記念の日 奉祝道民の集い」

2月11日は「建国記念の日」であり、私は今年も恒例の奉祝式典に出席してきた。
昨年と同じく今年も参加者がいっそう増えたなと感じられた。
メディアで広く宣伝しているわけでもないのに 自然に増えて行くということは、参加者による口コミや啓蒙活動に加えて、人々の中に自発的覚醒と行動が起きている証拠だろう。
昨今の日本全体を包みはじめている「健全な国家意識の復活」がここにも形になって見えて喜ばしい。

神武天皇の御東征(神宮徴古館蔵)

神武天皇の御東征(神宮徴古館蔵)

背筋を伸ばし直立して国歌を斉唱、気持ちが引き締まり清々しい。
来賓祝辞、祝電の披露。恒例の有馬氏の朗々とした祝吟が披露される。
普段聞く機会もない詩吟を拝聴できるのは、この式典での私の楽しみのひとつである。

明治天皇御製  「柱」

橿原(かしはら)の とほつみおやの 宮柱(みやばしら)
たてそめしより國はうごかず

建国記念日 半田晃陽

畝傍山上瑞雲深し  (うねびさんじょう ずいうんふかし)
古柏森々自づから襟を正す  (こはく しんしん おのづから えりをただす)
建国悠々たり 天祖の蹟  (けんこく ゆうゆうたり てんその あと)
紀元の奉祝 兆民の心  (きげんの ほうしゅく ちょうみんの こころ)

凛とした吟唱を拝聴して「自づから襟を正す」という気持ちになる。

■ 認識の転換「資源のある國・日本」

今年の講演の題目は『海に守られた日本から、海を守る日本へ』。
海洋政策が専門の東海大教授・山田吉彦氏の貴重なお話を聞かせて頂いた。
尖閣問題、小笠原の珊瑚密猟など、覇権を狙う中国の挑戦にわが国の領海が脅かされている現在、私たち日本人はこれまでの海に対する認識を大転換するべきときだ、というお話なのである。

奉祝式典の様子(山田教授講演中)

奉祝式典の様子(山田教授講演中)

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