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石原都知事の決意

090125-D-165

石原慎太郎氏が、東京都知事を辞して国政に復帰する意思を表明した。
戦後日本が60年間先送りにして未解決のまま抱えてきた「主要矛盾」。
それをはっきりと具体的に指摘して、是正の必要を全国民に訴え、自らその先頭に立つ覚悟と決意を示した。

占領軍に強制された憲法体制が、私たちの心に権利意識偏重の我欲を育ててしまったこと。
国の会計制度不備のために、潜在する国力が発揮できず空回りしてきたこと。
対米追従の無気力外交に慣れて、全国の米軍基地の固定化を黙認放置してきたこと。
ゆとり教育の愚行を反省せず学力低下に無為無策の文部行政など、中央官僚の腐敗と堕落。

国民として耳が痛い。だがこれらは私たち国民全員の課題なのである。
利権を漁る浅ましい官僚を育てたのも、厚顔無恥な政治屋を送り出したのも、みんな私たち国民ではないか。
石原氏は80歳の高齢にして「最後のご奉公」で国に尽くす決意を語ったのだ。 続きを読む