もうすぐに雪がやってくる。
先月、知床の撮影に出る前に家の駐車場でタイヤ交換をした。
物置から引っ張り出した4本の冬タイヤは、冬眠ならぬ夏眠を
終えて出てきた熊のよう。GW以来お久しぶりの対面である。
ジャッキで車を持ち上げて十字レンチでボルトを外し、夏タイヤを
外す。(ご苦労さん、また来年頼むよ)
冬タイヤを付ける。回転の向きが決まっているから装着時に確認。
ボルトを締めて、ホイールキャップを付けて・・
4本すべてを換え終わると、寒空にも関わらず汗びっしょりだ。
何だかとてもうきうきした気分になる。
早く雪がふらないかなあ、などとこの時ばかりは心待ちだ。
さて勇んで知床に撮影に出たのだが、1時間ほど走った岩見沢で
右後ろのタイヤ付近から妙な音が聞こえてきた。
「シュッ、シュッ、シュッ」まるで蒸気機関車のようだ。
スピードに合わせて音が速くなったり遅くなったり。
音が大きいので不安になり三笠のスタンドで診てもらったが、
「ブレーキシューが減っていて引きずっているのかも」
と言われた。分解点検できないからよくわからないとのこと。
その後小康状態だったので、札幌に戻らずに先へ走った。
富良野での撮影を終え、今度は上川から丸瀬布へ。
そのままオホーツク海側へ出て、一路知床へ向かうつもり。
片道400kmを超える長旅である。
ところが、網走まで来たときにまた例の音が始まった。
しかも今度はシュッ シュッどころではなく、
「ぎちっ ギュチギュチッ」という何かをにじるような音。
こりゃまずい・・さすがにこんな音が出るなんてオカシイ。
網走の国道沿いにあるディーラーショップに行く。
メカニックに数分乗り回してチェックしてもらうと・・
「タイヤのボルトが緩んでました。」
唖然としてしまった。
タイヤが走行中左右にぶれながら出していた音が、
一連の異音の正体だったのだ。
「あのまま知床まで走ったら、タイヤが外れていたかも」
と言われ、危機一髪だったことに冷や汗が出た。
これからはタイヤ交換時のボルト締めはきっちりしよう。
今まであまり意識していなかったけれど・・

