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波乱の向こうに 令和の夜明け(2)

今回は 昨年秋の消費増税(8%から10%へ)の件を通じて
素直な思いを綴ってみたいと思います。

🔹国益を無視した増税

長期不況下の増税はいうまでもなく国民経済の自傷行為です。
これはいったい誰のための増税なのでしょう?
今回、メディアも野党も経済界もほぼすべて「増税に賛成」でした。
この理解不能な状況の裏には外国勢力が関係していると見るべきでしょう。

我々のお財布から今後2%増で出て行くお金は、まず企業の増収になります。
それを企業はまず海外投資家(大口株主)の配当金に回すことを要求されます。
これが株主資本主義というものです。社員の給与は上がらず、日本の不況は変わりません。
まるで私たちは海外投資家たちの懐を肥やす奉仕活動をしているかのようです。

また増税を機に「キャッシュレス化」が一層進みました。
複雑な増税区分に対応したキャッシュレス決済が簡単にできるシステムを小売店に提供する事業者も現れ、しかもそれを経済産業省が後押ししているのだそうです。

実際、複雑すぎる制度に対応できない多くの小売店が、廃業に追い込まれています。
そんな小売店の苦境を当て込んだような新事業には、なにか用意周到な策謀を感じます。
全体この面妖な増税強行には、日本をキャッシュレス社会化したい意図がありそうです。

🔹キャッシュレス化の最終目的は?

キャッシュレス化は確かに生活上「便利」だと思います。でもそれは甘い罠です。

日本は「円」という自国の通貨があるおかげで、国内で経済が円滑に循環しています。
外国に借金をせずに、国内でお金を回しているうちは、政府が通貨の量を管理できますから、
極端な金持ちも極端な貧乏人もいない、日本人らしい互助の経済運営ができます。
(グローバル化が進んで、それもだんだん怪しくなってきましたが)

将来、もし通貨を廃してキャッシュレス化するということになれば、
データ化(無国籍化)された私たちの資産は日本政府の管理を離れ、無防備に世界中の金融市場にさらされることになります。
そこに待っている海外の投資家たちは、ハゲタカのごとく襲い掛かり、勤勉な日本人が働いた富を容赦無く吸い上げ、濡れ手で粟のごとく自己のマネーゲームに使うでしょう。
日本政府はお手上げです。日本ファーストの主体的な経済政策は不可能になります。

これが既定路線のごとくに進められている、キャッシュレス化の本当の目的だと思います。
海外の大投資家たちとは、いわゆるグローバリスト勢力です。
彼らはわが国の政財界を金力で牛耳り、安倍首相に増税への圧力をかけていたのでしょう。

🔹What is グローバリスト?

世界を金の力で支配する策謀」を凝らしている国際金融資本家グループといえばわかりよいでしょう。これは陰謀論などとは無縁の、厳然たる世界の事実なのです。

その中心はロスチャイルドやモルガン、ゴールドマンなどのユダヤ系財閥とその有力な仲間たちです(ロックフェラー家など)。彼らは英米の金融センターであるロンドン・シティ、NYのウォール街を握っています。
かつての欧州の市民革命や二度の世界大戦、東西冷戦、テロ戦争などは彼らが仕組んだともいわれています。
また国連をはじめIMFやUNESCOなどの国際機関も、彼らの世界統一の目的のために作られたという事実が近年明らかにされてきました。

経済大国・日本の一億人が払う消費税は、彼らの金儲けの格好の標的というわけです。

残念ながら、わが官僚と自民党議員の大半はグローバル勢力に心身を絡め取られています。
金主に忠実な彼らは、日本人を食い物にする政策を次々と立法・実施してきました。

大店法による小売店圧迫、金融自由化(橋本内閣)、郵政民営化(小泉内閣)
TPP推進、中国人への観光ビザ緩和、種子法の廃止、水道事業売却、子供の英語教育、原発の停止(石油依存への回帰)・・・枚挙にいとまがありません。

どれもが日本の国力を削ぎ、国民生活を外国に依存、隷属させる所業ばかりです。

🔹エリート官僚が「売国奴」と化す仕組み

なぜ日本の中枢はここまで腐っているのでしょうか?
それは先の第二次世界大戦以前からの、グローバル化の流れに呑み込まれているからです。

グローバリスト勢力は、実はあの恐怖の共産主義思想を発案し、世界に広めた人たちなのです。彼らは日本もまた敗戦と占領に乗じて共産主義国家に変えてしまおうと企んでいました。

共産革命こそ回避できたものの、日本人は占領軍の巧妙な宣伝と教育で左翼的な人間に変質してしまいました。国や公を考えない個人偏重が推奨され、その風潮のなかで適応した「優秀な」者だけがエリート官僚になってきたのです。

しかし戦後75年以上たちました。もう洗脳から覚めたまともな官僚もいるはず・・ですが、
重要なポスト人事はグローバリストの筋が堅固に押さえていますから、若い官僚はとても逆らえません。グローバリストに対抗し日本のために考えて行動すると出世できない仕組みです。
これが日本を蝕んできた「売国官僚の自動増殖システム」です。

🔹もし増税を中止していたら?

もし安倍首相が独断で増税を中止したら、どうなったでしょう?

まず初めに考えられるのは、財務省によるメディア工作と世論操作です。
ある日突然、閣僚スキャンダルの捏造記事が「反論を許さない形」で世間に氾濫します。
そして野党が騒ぎ国会が空転し、同時に嘘の「支持率急落」が発表され自民党幹部が造反、内閣は無力化したかもしれません。
モリカケ問題で試み失敗したこの手法が、性懲りも無く繰り返されたことでしょう。

🔹「日本滅亡よりは」苦渋の選択

いま、安倍氏を除いてグローバリスト勢力から日本を守れる政治家はいません
米国のトランプ大統領、ロシアのプーチン大統領とともにグローバリストと戦えるのは彼だけという現実があります。

安倍内閣が倒れれば、国内のグローバル勢力が日本潰しを進めるのは目に見えています。
例えば次のような政策です(一部はすでにかなり進んでいる)

女性宮家をつくって、皇室の男系継承の伝統を断ち切ろうとする
外国人労働者をさらに大量に入れてカオス化し、日本独自の文化歴史を消去する
・日本の子供たちに英語教育をさらに徹底させる(いずれ公用語化)
・TPPめいた自由貿易協定で日本の一次産業を潰し、食料自給させない(輸入に依存させる)
・北海道を「アイヌを詐称する勢力」(中国や朝鮮)に買い取らせる。尖閣や沖縄も同様
・水道や電気事業などの基本インフラを民営化して、その後は外国資本に売り飛ばす

すでに、小学校の英語教育は 一般家庭に不気味な影響をもたらしています。
町内のおばあちゃんが「孫たちが家で英語でしゃべるので分からない」と嘆いています。
また北海道ではすでに「静岡県と同じ位の広さ」の土地が中国資本に買われているそうです。
種子法はとうに廃止され、外国の遺伝子組換え野菜が非表示で日本市場を占めています。

安倍内閣が存続しても、国民が呑気にボケッとしたままでは意味がありません。

🔹お茶の間で 愚弄されても気づかない日本人

NHKの「チコちゃんに叱られる」という番組が人気だそうです。
子供キャラが汚いセリフを吐きつけるのが面白がられているようですが
まともな人なら不愉快になる下劣番組でありまして・・NHKは日本人を愚弄しています
つまり平和ボケを NHK(を操るグローバリスト勢力)に揶揄されているということです。

🔹頭でっかち人間はグローバリズムに騙されやすい

文科省は、小学生にプログラミングや英語を教え込もうとしています。

(私の経験からしても)外国語は子供の発育に有害と思います。
まず十分な国語力が身につかなければ、英語など無意味、中途半端な人間になるだけです。
ましてプログラミング教育など・・・文科省の役人は頭が悪いどころではありません。
彼らがしていることは、もはや人体実験だと思います。判断力も幼く、抵抗できない立場の子供たちに。絶対に許せないことです。
文部科学省の役割は日本の子供たちを「無国籍者」にすることなのでしょう。
これもまた、グローバリスト勢力の指示通り、ということでしょう。

「情報革命」や「 AI社会の到来」といった軽薄な宣伝文句をまともに信じているとすれば、あまりに不見識、無責任です。健全な人間観が欠如していると言ってよいでしょう。
世間知らずの「頭でっかち人間」は一見合理的なインチキ宣伝にたやすく引っかかるのです。

🔹生きている実感がわからない若者たち

私たちは「情報化社会」という変な言葉に日々幻惑されています。

「若者たちは スマホで自由に世界とつながって楽しんでいる」とメディアが宣伝します。
でも私は全然ちがうと思いますよ。
彼らはいつも緊張と不安の中にいて、孤独です。
親も教師も、大人たちは「子供の自主性」だとか「権利」だとかいって誰も自分を心配してくれない。子供じみた幼稚な大人が増えて、人生の師匠がいなくなりました。
スマホなんか本当はどうでもよく、本当に欲しいのは親や大人の自然な愛情なのです

無邪気さや素直さがなく、斜に構えて警戒しながらそそくさと歩く臆病な子たち。
明朗な堂々とした健康さを感じさせる子が、今とても少ないと思います。

女性から 柔らかさや優しい温もりがどんどん失われている。
男性から 大らかさや度胸、器量がどんどん失われている。
大人も子供も、人間本来の自然な美質が、不健全なストレスのために曇っているのです。

🔹AI礼賛者がいう理想の社会とは

いまAI技術が人間の脳を変えるなどという宣伝が世界にばらまかれています。

「人々の生活は完全にデータ管理化され、買い物も医療も最高に便利になるだろう
(ただし、そのビッグデータを支配するのは我々一握りの大資本家たちだけどね)」

後半部分( )は、決して表に出てこないのです。
そして世界は今、そのビッグデータの覇権争奪戦の真っ最中だといいます。

でも私は AI化なんてそのうち飽きられると思っています。
人はそんなもので生きているのではないからです。今も、昔も、これからも。
現に今、人間のひとりである私がそう確信している、この事実は動かせません。
そして同じように馬鹿らしく感じている人は、世界中にたくさんいるのですから。

いくら宣伝が巧みでも、皆が本気で拒絶し始めるのはもうすぐだろうと思います。
グローバルユダヤの宣伝係の ジャックアタリさん、ノア・ハラリさん・・↓

彼らはAI技術が人間を変えるというが…

🔹平成を教訓にして 令和の実践を

人生を 金と物で測っていたら、決して幸せにはなれません。

いつも何か足りなくて、死ぬまで不満を抱えた人生になると思います。
そんな大人たちの姿を見て育つ子供たちは、本当にかわいそうです。
人生の行く先に希望がもてるはずがないからです。

絶望した目で街を徘徊し、人を傷つけ無軌道な行為に走る若者たち
ひとり寂しく自死する子供たち
こういう悲しい姿は、いまの大人たちの過った考え方の写し絵だと思います。

いま、新しい令和の御代になりました。

この75年間、とりわけ平成時代は、グローバリスト勢力による「大洗脳」の時代でした。
そして、それは日本だけではなく全世界的にそうだったのです。

しかし彼らの「国家否定・個人主義」の洗脳はすでに見破られました。
人は個人としてだけではなく、家族や国家とともに公に生きる存在だということを
皆が思い出してきたのです。

ものごとを本来あるべき姿に正すように、私たちは己の生き方を正しませう。
大量消費社会?合理主義?人権?平等?くだらない…空虚な言葉に騙されていてはいけない。
真剣に生きるために、真剣に現実をみて、動き出すべき時がきているのです。

🔹脱グローバリズム!・・人間の心を取り戻そう

グローバリズムは、ユダヤ財閥などが世界を独占するための大戦略でした。

ユダヤ人は特殊な歴史をもつ民族です。国家をもたない彼らはつねに迫害を受けてきました。
数千年にわたる流浪の苦しみの中で、彼らは生きるために人間の心理を熟知しています。

彼らは人々の欲望や怠惰な心を利用して、メディアの宣伝力で大衆の価値観を操作します。
物やサービスを金で買う、金に依存した生き方を「人類の進歩」だと世界に宣伝するのです。
それこそは彼らが一人勝ちする「持つ者>持たざる者」の世界への道なのです。

しかし私たち日本人は違います。
怠惰や欲望以上に、働くことに喜びを感じる長い歴史をもつ民族です。
だからお金がなくても十分に幸せに生きていたのです。
それも一万年以上前の縄文時代から、明治のついこの間まで!

かつて明治の日本を初めて見た西洋人は異口同音に言ったものです。
「日本人は貧しい、だが高貴だ
「日本の子供は、世界一幸せな子供達だ」
「この美しい国が西洋のように野蛮な国になってしまうのが残念でたまらない」

私たちの先達は、協力して穏やかで愛情のあふれる社会をつくっていたのです。
今こそ、その精神に立ち返って、祖先に倣えばいいはずです。
本当の日本人に戻って、令和の時代を明るく生き抜きましょう。
そして子供たちが尊敬できる、高貴な大人のこころを見せようではありませんか!

波乱の向こうに 令和の夜明け(1)

明けましておめでとうございます。

今年こそ元旦の更新を!と思いつつ、お正月気分に連戦連敗。
ようやくPCに向かって文を綴ることができました。
今更気負うこともないので、今年も緩くやってまいります。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

昨年は平成が終わりを告げ、令和が始まりました。
年初にあたり御代替りを寿ぎ、11月の「大嘗祭だいじょうさい」から述べてみましょう。

伊勢神宮 外宮

大嘗祭を終えて真の天皇になること

5月に令和改元、10月に「即位礼正殿の儀」、全世界が日本の皇位継承を知りましたが
真の意味での皇位継承は「大嘗祭」の儀式をもって完成したのでした。
故・葉室頼昭氏(春日大社宮司)が著書で大嘗祭についてお書きになった文章を引いてみます。

「…天皇がご即位されていちばん最初の新嘗祭にいなめさいを、大嘗祭といいます。
…天皇がいわゆる大嘗宮のなかに入られて、天照大神に自らご飯を差し上げられて、そのご飯を天皇も召し上がる。
そして天照大神と一つになる。それが本当に天皇になられるという儀式なんですね…」

葉室氏は平成の大嘗祭のとき、宮家の方々の「衣装をお着けする役」で奉仕されました。
その時の体験を、こうお書きになっています。

「…大嘗宮のなかにはもちろん入れないから、その入り口で待っているでしょう。
そのときに、一つになられる前に入っていかれる天皇と、天照大神とご一体になって出てこられた天皇の違い、この威厳のすごさにみんなびっくりしました。
天照大神と一つになるというのは本当だなと思いました。
私だけが思ったのではなくて、そこに奉仕した人はみんなそう思ったのです。」

(葉室頼昭『神道 見えないものの力』春秋社 P162より)

このお話からは、政治制度上の天皇像ではなく霊的で精神的な天皇のお姿を強く感じます。
天皇は神道の祭祀を司る大神主なのですから、本来これが当然のことですね。

この一点をもって、わがご皇室が外国の王室(たとえば英国・スペイン、ベルギーなど)と本質的に異なることが実感されることでしょう。
他の国の王室は、民族の信仰とは関係ありません
ご皇室の存在はその意味ではカトリックのローマ教皇と比較されるものでしょう。

ご皇室は日本で最も古い家系であり、私たちのいわば総本家なのでして、
私たちの祖先を辿ると、全ての国民は天皇家の血筋につながっていると言われています。

このような君主と国民の関係は世界において類例がありません。
他国の古い家系ははるか昔にみな滅んでしまったからです。

GHQ占領軍司令部のブレーンに モルデカイ・モーゼという方がいました。
このユダヤ人の長老が1979年に著された本の冒頭に、興味深い一文があります。
ぜひ引用し紹介したいと思います。

「日本民族のもつ最大の財産は天皇制である。これは全く世界に類例のない偉大なものであり、人類の理想とするものである。
かつてユダヤ人の大思想家でフランス革命に大きな影響を与えたジャン・ジャック・ルソーは、かの有名な「社会契約論」で次の如きことを言っている。

「人もし随意に祖国を選べというなら、君主と人民の間に利害関係の対立のない国を選ぶ。自分は君民共治を理想とするが、そのようなものが地上に存在するはずもないだろう。したがって自分は止むを得ず民主主義を選ぶのである」
…」
『あるユダヤ人の懺悔  日本人に謝りたい』モルデカイ・モーゼ著 初版1979年 復刻版2019年 より

ユダヤの長老が日本の天皇に対して寄せた大なる賛辞は、非常に重要な意味があります。
GHQが昭和天皇を東京裁判の被告にしなかった真の理由もここにあるといえましょう。
あのルソーが、当時もし日本の国を知っていたら…
「書きかけの社会契約論など破り捨てて、ただちに東洋の偉大な君主国へ馳せ参じ」たであろうというわけなのです。
世界の指導者たちは第二次大戦後に初めて天皇の本質を知り、驚愕したのです。

モーゼ氏は「外国では日本のような君民一体の国柄は決してありえない」といいます。
外国では「君主とは人民を搾取する存在である」という理解が常識だったのです。

わが国の「皇室問題の専門家」たちは、テレビ解説でお決まりのように言います。
「新しい天皇のあり方を」「開かれた皇室を」「ヨーロッパの王室では…云々」
こういうトンチンカンな専門家などは 百害あって一利なしです。

彼らの解説は、日本に無知な外国人たちが皇室をあれこれ云々するのと変わりません。
戦後の教育は宗教や信仰を一切無視してきたので、その弊害の代表例といえるでしょう。
信仰心に 新しいも古いもなく、まして 閉ざされたも開かれたもないのです。

(東国三社詣)常陸國一宮・鹿島神宮 拝殿

伝統の意味をわきまえない安易で軽薄な行為


今般の大嘗祭で、大嘗宮の茅葺屋根が「経費節減のために」板葺きに変えられました。
噴飯もの、言語道断の仕業と思います。
皇室の伝統を守るべき立場の宮内庁が、長官自ら率先して伝統破壊のお先棒を担いだのです。
わが国の高級官僚がいかに無責任で国への敬意を欠いていることか…情けないことです。


宮内庁は19日、2019年11月に行われる代替わりの皇室行事「大嘗祭(だいじょうさい)」の会場を前回の8割程度に縮小すると発表した。祭祀(さいし)の様式は踏襲しつつ「大嘗宮」の一部の建物をプレハブ化し、屋根や柱も安価で調達しやすい素材に切り替える(日本経済新聞 2018年12月19日 記事より)

この日経新聞の記事もひどいです。大嘗祭は「皇室行事」ではなく「国家の祭祀」です。
「会場」などと、まるでコンサートやイベントと同じ感覚で捉えているように感じます。

じつは茅葺は技術的にも費用的にも十分に可能でした。
清水建設が人も費用も出す、期日にも間に合わせるからと進言していたのです。
それを蹴って敢えて板葺きにしたのですから、宮内庁は初めから「簡略化」を決めていた。
その理由が「経費節減」なのです。なんというセコい根性、狭い見識でしょうか。

「前回は総額25億円かかったから」とか「どうせ三ヶ月で壊すのなら安普請でいい」とか言っていたらしい。これほどご皇室の伝統を軽んじた考え方はないでしょう。
物ごとの価値を 合理性と金額の多寡でしか考えられない、お粗末な人間が多すぎる
とくに政官財界の中枢を占める人たちの、精神の劣化が確実に国を衰弱させています。

(東国三社詣)下総國一宮・香取神宮 拝殿

昨年のご譲位に関してもひとつ。
宮内庁もメディアも終始「(生前)退位」という不適切な言葉を使いつづけ、さらに歴史上例のない「上皇后」「皇嗣殿下」などという新語を勝手に作って使っています。
多くの国民は「上の人が決めたことだから」と疑いもせずにいますが・・
皇位に関わる言葉を勝手に作るなど本来あってはならないことだという、日本人なら当たり前の感覚が麻痺しているのです。
(「上皇后」ではなく天皇のご母堂という意味の「皇太后」が歴史的に正しい尊称です)
秋篠宮殿下は正しくは「皇太弟」であり、悠仁親王殿下はやがて皇太子殿下になられる(立太子)のが本筋です。

それを阻み、どうしても愛子内親王殿下を天皇にしたい勢力が宮内庁にも入り込んでいます。
秋篠宮殿下を「皇位継承の可能性のある」半端な存在(いわゆる「皇嗣殿下」)としておき
悠仁親王殿下の立太子を遅らせ、愛子内親王殿下を皇太子にする工作の時間を稼ぐつもりかもしれません。
悠仁親王殿下を無視し続けている大手メディアの報道姿勢も同様の狙いでしょう。
「万世一系」の皇統を断ち、皇室を形骸化して日本を滅ぼそうとする勢力は、公的な場所に潜伏して、なりふり構わず工作を続けているのですが、私たちがこのことを知って意識することで、彼らの野望を挫きご皇室をお守りすることになりますし、それが日本の国を守ることになります。真相を多くの国民が知ることが大切だと思います。

男系継承を守ることが日本を守ること

年の初めの更新ということで、ご皇室のお話を申し上げました。
これこそ、我が国の存亡を左右する最も重大な、負けられない戦いだと思うからです。

天皇の「男系継承」が続く限り、私たちは遠い昔から続く日本人でいられます。
日本人が日本人でいられるなら、長い歴史を紡いできたその底力で、どんな国難も跳ね返すことができると私は信じますし、皆様もきっとそう信じておられることでしょう。

(東国三社詣)息栖神社 境内

ここ数年でテレビには外国人が出演する番組が激増したと感じます。
日本人と外国人のハーフのタレントが、雨後のタケノコのように出現しています。
これは明らかにメディアの意図的な世論操縦、洗脳工作だと思われます。

外国人と日本人の区別をしないように、ジワジワと私たちの頭を作り変えていき
日本にこだわる必要はない、世界はひとつになるのだという妄想を刷り込んできます。

これではいずれ、日本の歴史と文化はこの地球上から消えてしまうでしょう。
それでいいのだと平然と言う人たちが、グローバリズムを信奉する人々です。
メディアを握っている彼らによって、私たちは「日本を忘れさせられてきた」のです。
私たちは、これからは本気で、はっきりとNOを言わなければなりません。

ご高覧くださり ありがとうございました。
次回(2)では消費税10%の闇について、ささやかな私見を述べてみたいと思います。