■6月23日は先の大戦における沖縄戦終結日
昭和20年4月1日、沖縄の海を埋め尽くした米英豪の連合軍は兵18万2千、空母戦艦等106隻。
これに対し、わが国の守備隊は、第32軍(陸軍・牛島満中将)と根拠地隊(海軍・太田実少将)をあわせて約7万7千、それに加えて県民の義勇隊 およそ2万5千。倍近い戦力差の中、わが守備隊と沖縄県民は、手を携え心をひとつにして決死の戦いに臨んだのだった。
以前、那覇の陸自第15旅団基地を訪ねたときに当時の戦闘について詳しい説明を聞かせて頂いた。私は初めて沖縄戦の凄まじい実際を知り、いい知れぬ感動と運命の悲哀に涙がとまらなかった。沖縄戦は日本人の忘れてはならない大切な記憶、民族の物語だと強く思った。